2022.02.02
あなたはどんな理学療法士になりたいですか?どんな働き方、生き方をしたいですか?
先日、訪問で働いている理学療法士の友人からこんな相談を受けました。
「住宅メーカーで働きたいんだけど、どうしたらいい?」
詳しく聞いてみると彼には2つの悩みがありました。
1つは金銭の問題。最近結婚し、将来設計をした際に今のまま訪問で働いていて十分なお金が稼げるのか。
2つ目は訪問リハビリを行うことの意味について疑問をいだいたことです。
ある患者様は週3回20分の訪問リハビリ中しか運動をしていない。
なぜかというと家が3階にあり、階段しかなく、昇降することが出来ないため外出できない。
その方に訪問リハビリを行っているが、本当にこれでいいんだろうか。もっと患者様のためになることはないんだろうか。
色々と考え、理学療法士などの障がいのある方の身体機能について知識を持っている人が住宅メーカーなどで働き、知見を活かせばもっと障がいのある方が生活しやすい社会を創れる。
また、住宅メーカーなどの企業であれば能力によって昇進していき、年齢を重ねても知識と経験があれば能力を発揮することができる。
そう考え、住宅メーカーで働きたいと相談してきました。
私は彼の考えに大賛成し、彼のやりたいことができるように全力でサポートしています。
一方で、彼が職場の上司に相談したところこう言われたそうです。
「リスクあるよ」
皆さんはどう思いますか?
私はそのまま悶々とした状態で残り続けることの方がリスクがあると思いました。
金銭的な面はもちろんですが、目の前の患者様を救うことができていないという状態で働き続けることはとても苦しいことです。
確かに住宅メーカーという異業種にいくことにリスクはあります。
しかし、悶々とした今の状態で残り続けるよりはよっぽど自分らしい働き方、生き方ができると思います。
と、友人の例を紹介させていただきましたが、皆さんはいかがでしょうか?
今の働き方はあなたが望んでいたものですか?迷いはありませんか?
今の時代、理学療法士というのは色々な働き方が出来ます。
私の周りには幸運なことに様々な理学療法士の人がいます。
病院で働く人、クリニックで働く人、自費整体で働く人、介護施設で働く人、就労支援所で働く人、児童発達支援所で働く人、ヘルスケア企業で働く人、医療IT系企業で働く人等々…
みなさん自分の思い描いた姿に向かって働いていて、自分なりの働き方をしていて凄くかっこいいです。
理学療法士としての知識や経験は様々な所で活かすことができます。
是非皆さんなりの働き方、生き方を考えて、探してみてください。
それが結果的により障がいのある方のため、社会のためになるはずです。
もし周りに相談できる人がいない方は私たちにご相談ください。
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