2022.02.02
51.5%
この数字はなんだと思いますか?
これは、新卒リハビリ専門職が養成校経由で採用された割合です。
新卒で就職する時、およそ半数のセラピストが養成校の紹介を通じて就職しています。
実習地の関係や教授の繋がりなどもあるため、養成校(教員)を通じた就職は今後もなくなることはないでしょう。
養成校は長年、築き上げた関係性があります。
特定の希望の病院は無く、ざっくりと「回復期」等で働きたいと思っている場合は、養成校と病院の繋がりを利用して就職するのも有効な手段でしょう。
しかし私の考えとしては、自分自身で就活をしてみる経験が必要であると考えています。
主な理由は2つ
1.自己理解を進めることができる
2.偶然の出会いや発見がある
1.自己理解を進めることができる
養成校からの紹介、多くの場合教員から「ここはどう?」といった形で紹介されます。
その場合は上記で説明したように、養成校と病院との繋がりがあっての採用経路になります。
本来は求職者に対して、採用面接を行いどんな人柄でどんな想いを持っているかを判断しますが、関係性ができているが故に、「そこの学校の学生さんなら大丈夫だろう」と面接が軽く済まされてしまうことも多くあります。そのため、面接を通過するために行う対策が蔑ろになり、結果として自己理解ができない(しなくてもよい)ということになります。
一方自分で就活をする場合は、
・これまでの人生を振り返る
・自分が何を大切にして生きてきて、今後どうありたいかを言語化する
・就職したい病院や業界、業種を決める
・見学、面接を受ける
など様々な工程があり、自然と自己理解が必要になります。
以前に自己理解の重要性や方法はお話ししたので、その点に関しては以下記事をご覧ください。
2.偶然の出会いや発見がある
上記の工程の中で、様々な手段で自己分析をしたり、職場を調べたりするかと思います。
自己分析をする中で、実は病院よりも企業の方が自分の思い描くリハビリテーションができることを知れたり、職場を調べる中で自分にあってそうな病院を見つけ見学をすることができたりします。
これは養成校に任せていては出会わなかったことです。
結果として養成校の紹介を受けることになったとしても、1度自身で就活を行うことは良い効果をもたらすといえます。
学生さん、就活を経験したことのないセラピストの方のキャリア相談も随時行なっています。ぜひご連絡ください!
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