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理学療法士が児童福祉分野で働くとは

2021.01.26

記念すべき第1回目のインタビューは株式会社LITALICOのLITALICOジュニアで働かれている理学療法士の後藤さん。 入社の経緯やLITALICOジュニアについてお伺いしました。  

 

1.【LITALICOとは】
ーまずはセラピストの中でもLITALICOを知らない人が多いと思いますので、LITALICOについて教えていただけますでしょうか?

 

  株式会社LITALICOは「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げる東証一部上場企業です。
このビジョンの実現のために、現在8つの事業を展開。  
具体的には、就労支援や小児の発達支援、障害についての研究機関等も運営しています。

 

 

2.【LITALICOジュニアとは】
ー小児の発達支援のお話が出ましたが、後藤さんは今LITALICOジュニアという事業に従事しているとお伺いしています。 具体的にどのような事業なのでしょうか?

 

  子ども一人ひとりの特性や発達段階に合った教育を全国で展開しているのがLITALICOジュニアです。
その中でも公費事業と私費事業が存在しており、私は公費事業に携わっています。
 
さらに公費事業の中には3つの事業が存在しており、0〜6歳児への児童発達支援、小学校1年生から高校3年生までが対象の放課後等デイサービス、保育園や学校の場に訪問してサービスを届ける保育所等訪問支援があります。  
具体的には、お子さまの課題や実現したいことに対して個別最適な支援計画を立て実践しています。  

 

 

3.【なぜLITALICOジュニアで働いているのか】
ー後藤さんは元々療育支援センターで働かれていたそうですが、なぜLITALICOジュニアで働こうと思ったのでしょうか?

 

理由は2つあります。前職の療育支援センターでは障害児に対してどのようなアプローチをすることができるかを考えることが支援のメインとなり、障害に対して地域や社会全体からアプローチをしたかった自分の想いを叶えるためにLITALICOに転職をしました。   
そして前述した通り、LITALICOの掲げるビジョン「障害のない社会をつくる」に共感したことも1つです。
 
2つ目は社風です。私は上述したように個別アプローチ以外もやりたいと思っていましたが、前職ではなかなか新しいことができませんでした。
一方、LITALICOは社員数2,500名の大規模な企業でありつつ、ベンチャーマインドに溢れたチャレンジングな社風だと聞いていたため、様々なことに挑戦できると思ったからです。    

 

 

4.【実際に働いてみてどうか】
ーでは実際にLITALICOで働いてみて、入社前とのギャップ等はありましたか?

 

まず、イメージ通りだった点として、チャレンジできる環境があります。
私も入社一年目から複数教室に対し、理学療法士の視点を活かした研修やプログラムを企画し、実施させていただきました。

次にイメージと違った点ですが、個別支援の内容が発展途上だと思いました。
外から見ていた時以上に、まだまだ手の届いていないところや改善の余地がありました。

そのため、理学療法や作業療法の視点を上手く混ぜていければより『その一人にあった支援』が届けられるため、その形を作っていきたいと思います。    

 

 

5.【キャリアについて】
ーLITALICOの口コミ内容に年齢、年数関係なくチャレンジでき、若く役職に就くことができるとありますが、こちらはどう思われますか?

 

実際にそうだと思います。チャレンジは4の所でもお話ししましたが、LITALICOは能力を満たしていたら昇進することができます。
LITALICOジュニアの場合、指導員として一定レベルに達すると4つのコースからキャリアを選ぶことができます。
 
1つ目がそのまま現場の指導員としてプロフェッショナルを目指すコース。
2つ目が児童発達支援管理責任者を目指すコース。(施設の中で支援計画を立てたり、評価する責任者)
3つ目がスーパーバイザーコースでLITALICOの指導員を教室で育成するコース。
4つ目がマネジメントコースでLITALICOジュニア教室の拠点やエリア全体を管理していくコースです。  
これらのコースはそれぞれ半年間の研修や課題をクリアし、社内の登用試験(筆記、登用面談)をクリアすると昇進することができます。
 
私はこのコースの5つ目で専門職コースができても良いのかなと密かに思っています。(笑)
また、年に2回社内公募制度を活用して、LITALICOが展開している他事業部への異動にもチャレンジすることができます。    

 

 

6.【今年はセラピストの採用を強化したい】
ー今年はセラピストの採用を積極的に行いたいとのことですが、どのような背景からでしょうか?

 

2021年の4月に報酬改定があり、今まで主に算定されていた保育士やセラピストなどの配置でとれる加算が廃止され、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士などのセラピストのみが算定できる加算が新設される見通しです。
 
また、上述したように個別支援はまだまだ発展途上であり、児童の多種多様なニーズに答えることができていません。
そこに理学療法士・作業療法士などの専門職が関わることで、よりよい支援を届けていきたいと思っているためです。  

 

 

ーセラピストの専門性を活かし、よりよい個別支援の形を創っていくというお話でしたが、具体的にどのように関わるのでしょうか?

 

LITALICOジュニアでは教室を8〜9人程度のスタッフで運営します。
スタッフは全員LITALICOジュニアの指導員として働いていますが、その中に保育士や教師、セラピスト等の専門性を持った人がいます。
 
お子さまに対しての支援計画はチームメンバー全員で考え、誰が介入しても良いプログラムを作るのですが、その際に理学療法士・作業療法士の専門性をうまく混ぜることで、「その一人にあった」より良いプログラムを作っていけます。  
そのため、個人の介入で変化を起こすというより、メンバー全員で目の前のお子さまに対し、最適な支援をしていくことができます。    

 

 

7.【小児領域の経験がなくても大丈夫か。新卒でも問題ないか】
ー今後、LITALICOジュニアではセラピストの活躍が大きく期待されますが、小児領域の経験がない方や新卒でも働けるのでしょうか?

 

全く問題ありません。
LITALICOジュニアで働く場合、入社後1週間くらい本社で研修をし、その後教室でOJTをしていきます。
OJTでは各教室にチューターがおり、半年ほどフィードバックをもらいながら、LITALICOスタイルの支援を届けられるか確認してもらうことができます。
 
また、担当制じゃなくチーム単位で動くため、気軽に相談しながらやることができます。
あくまでもLITALICOスタイルの発達支援がベースにあり、そこに+αで理学療法や作業療法の専門性を入れていき、LITALICOの発達支援をアップデートしていくイメージです。    

 

 

8.【若手セラピストにメッセージ】
ーでは最後に若手セラピストに何かメッセージをお願いします。

 

小児は難しいというイメージやLITALICOは一般企業でもあるので、中々不安も大きいかもしれません。
しかし、児童発達支援などの児童福祉施設ではセラピストの専門性は強く求められており、まだまだ改善の余地がたくさんあります。
 
また、LITALICOでは実力があればどんどん昇進していくことができ、キャリアも様々な選択肢から選ぶことができます。
そのような意味で、若手セラピストにとっても良い選択肢の1つかなと思います。
 
話を聞いてみたい人は気軽にメッセンジャー等でご連絡ください!
また、イベントも開いているため是非覗きに見に来てください。
https://litalico.co.jp/recruit/blog/5127

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