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理学療法学生が新卒で一般企業に行って良かったと思うこと

2022.02.01

「実際に理学療法学生が新卒で一般企業に行った話が聞きたい!」

前回の記事を読んだ方やこの記事を読んでいる方はこう思っているのではないでしょうか。

今回は筆者である私の実際の体験談を元に、新卒で一般企業に行って良かったことをまとめていきます。

私が新卒で一般企業に行って良かったと思ったことは大きく3つあります。

①視野が広がる

②社会人基礎力がつく

③自由な選択ができる

 

①視野が広がる

皆さんは自分の天職が理学療法士/作業療法士だと思いますか?

学生時代の実習で経験し、良い仕事だなと思った方も多いと思います。

では、他の仕事は経験しましたか?

営業やマーケティング、エンジニア、採用、経営…等々

世の中には様々な仕事や役割が存在します。

その中から胸を張って自分の天職は理学療法士/作業療法士と言える方は少ないのではないでしょうか。

 

現実的に全てを経験することは不可能でも2〜3種類程度は経験した上で、選択した方がより自分にあった仕事に出会えるのではないでしょうか。

これは完全に個人的な体感ですが、理学療法士/作業療法士として働いている人の3割くらいは、他の仕事の方が合っているんじゃないかと思います。

 

話を戻すと、新卒で一般企業に行けば、自分で経験したり、周りの人の話を聞いたりして、どのような仕事をするのか知ることができます。

選択肢が1つしかない状態での決断と複数ある状態での決断。どちらがよりよい決断が出来るかは明白です。

社会を知り、視野を広げ、自分の可能性を増やした後に決断をする。

新卒で一般企業に行ったからこそ出来ることです。

 

②社会人基礎力がつく

社会人基礎力というのはいわゆるビジネスを遂行する力です。

具体的にはPC操作などの表面的なものに加えて課題解決能力など、本質的なものも含まれています。新卒で一般企業にいくと、これらの基礎力が身につきます。

この力は実際に企業で仕事をしていくことで、自然と体に染み付いていくもので、病院で普通に働くだけではなかなか身につきません。

※なぜ病院で働くだけではなかなか身につかないかは別の記事で書く予定です。

 

一方で、一般企業の中途では必須で求められる力です。

そのため、中途で病院から一般企業に転職しようとした場合、この点が大きな課題となります。

私は新卒でITコンサルティングの会社に入ったため、この力をかなり鍛えられました。

また、この力があると特に若手であれば、業界・業種問わず転職することが可能となります。

 

③自由な選択ができる

新卒で一般企業にいく最大のメリットは「自由な選択ができる」です。

前述した①②があれば、視野が広がり、自分に合った職種を知った状態で、基礎力を武器に自分が行きたい業種・業界に転職することが可能となります。

もちろん理学療法士/作業療法士として医療機関に戻ることも出来ます。

 

他の記事でも繰り返し言っていますが、リハビリテーションは「能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するための、あらゆる手段を含む」と記されています。

せっかくあらゆる手段を含むとあるのですから、色々な業種・業界を知った上で、自分なりのリハビリテーションを届ける方が良いのではないでしょうか。

 

私は今、医療系のIT企業で働いています。

直接、障害者の方にアプローチすることはありませんが、自分達の創ったITサービスを通じて、障害者の社会的統合を達成しています。

今では自分が現場に出るよりも、世の中に1つでも良いITサービスが広がる方が、より障害者の社会的統合のためには良い社会になると考えています。

 

ただこのような働き方は新卒で一般企業に行き、視野が広がったからこそ、思うことができました。

新卒で一般企業に行ったからこそ、様々な業界で戦える力がつきました。

 

だからこそ私は、理学療法学生/作業療法学生には新卒で一般企業に行って欲しいと思っています。

迷ったらとりあいず一般企業。この考えが広がればいいなと思っています。

 

現在一般企業で働きたい理学療法学生/作業療法学生向けに、キャリア相談を実施していますので、興味がある方は是非ご参加ください。

 

キャリア相談ページ

 

 

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